COLUMNコラム
2022.11.22
【小児歯科】子どものむし歯予防におすすめの「フッ素の塗布」と「シーラント」とは?
皆さん、こんにちは。
廿日市市の歯医者【かなりあ歯科・小児歯科】です
「歯磨きは毎日しているけれど、ちゃんとむし歯予防できているか心配……」
お子さんの歯をむし歯から守りたいと考えているなら、小児歯科での予防がおすすめです。
むし歯は、ご自宅での歯磨きはもちろん、歯科医院でのプロケアを併用することで予防ができます。
今回は、歯科医院で受けられる「フッ素の塗布」と「シーラント」のお話をします。
子どものむし歯予防におすすめの【フッ素塗布】
うがいができるようになる2歳以降のお子さんを対象に、歯にフッ素の塗布を行います。
フッ素塗布をすることで、期待できる効果は3つです。
1.むし歯に強い歯に育てる
乳歯が生えたばかりの場合は、特に歯の質がやわらかく、むし歯リスクが高い傾向にあります。
フッ素を塗布すると、歯質を強化できてむし歯予防につながります。
2.再石灰化の促進
初期のむし歯は「脱灰」といい、歯の表面(エナメル質)からミネラル成分が溶けだした状態です。
脱灰しても唾液の「再石灰化」という働きにより、歯から溶けだしたミネラル成分を補い修復します。
この再石灰化の働きを促す作用が、フッ素にはあるのです。
3.むし歯菌の活動を抑制
むし歯は、食べかすに含まれる「糖分」を、むし歯菌が分解して「酸」を出すことで起こります。
このむし歯菌の活動をフッ素により抑制することができます。
子どものむし歯予防におすすめの【シーラント】
シーラントは、奥歯の溝を埋める処置です。
お子さんのセルフケアや保護者の方の仕上げ磨きで、磨き残しによるむし歯リスクがある溝を埋められます。
処置は、歯の清掃を行い清潔にした状態で、歯の溝に歯科用プラスチックを流して、光を当てて固めます。
ただし、シーラント処置をしたからといって、むし歯にならないわけではありませんので、その後も定期的な検診を受けてむし歯予防をしていきましょう。
かなりあ歯科・小児歯科は、フッ素塗布やシーラントにより、お子さんの歯をむし歯から守ります。
セルフケアに加えて歯科医院でプロケアを受けることで、むし歯予防効果が上がりますので、小児歯科で予防ケアを受けましょう。