COLUMNコラム
2022.11.10
【小児歯科,小児矯正】「お口ポカン」口呼吸していませんか?そのリスクと対処法
皆さん、こんにちは。
廿日市市の歯医者【かなりあ歯科・小児歯科】です。
子どもを観察していると、よく「お口をポカン」と開けている……そんな気になることはありませんか?
じつは、「お口ポカン」は口呼吸のサインです。
息はできますが、正しいのは鼻呼吸です。
口呼吸をしていると、さまざまなお口のトラブルを引き起こします。
口呼吸は改善できるので、小児歯科で相談してみましょう。
お口ポカンは口呼吸のサイン、考えられるリスクとは?
お子さんがリラックスしているときや写真を見返したときに、「お口をポカン」と開けているのであれば、口呼吸かもしれません。
鼻炎などの病気がない限り、鼻から息をする「鼻呼吸」が正常です。
鼻は、フィルター、加湿、温度調整を行いながら、空気を体内に運んでいます。
しかし、口呼吸になると、お口は乾燥し、空気中のウイルスは直接お口に入り込み、冷たい空気のまま肺に届けられます。
お口の中では、唾液の量が減る、むし歯リスクが上がる、口臭などを引き起こすのです。
また、お口を閉じていないため、前歯が唇側に動き、出っ歯になりやすいなど、歯並びにも悪影響を及ぼします。
さらに、風邪を引きやすい、肺の免疫力が低下するなど全身の健康状態にも関わるため、早めに口呼吸を改善しましょう。
お子さんの口呼吸は小児歯科・小児矯正で改善しよう!
お子さんが口呼吸をしていたら、鼻の疾患が疑われる場合は耳鼻科に、そうでなければ小児歯科に相談しましょう。
●歯並びが悪い場合
歯並びが悪くてお口が閉じられない場合は、矯正治療を視野にいれて口呼吸の改善をしていきます。
●お口周りの筋肉の力がない場合
唇を閉じる筋肉や舌の筋肉が低下していると、口呼吸の原因になります。
この場合は、「あいうべ体操」をすると、筋肉を鍛えていくことが可能です。
「あ・い・う・え」のお口の形を意識して、大きく筋肉を使ってお口を動かし、最後に「べー」と舌を出します。
1日30回程度行うと、徐々に筋肉が鍛えられ、口呼吸が改善します。
他にも、口笛やシャボン玉、ハーモニカなど唇を使った遊びを取り入れるのもおすすめです。
かなりあ歯科・小児歯科は、お子さんの口呼吸を鼻呼吸に改善できるように、矯正治療や生活習慣の見直し、トレーニングによりサポートしています。
お子さんがお口をポカンと開けていたら、早めに歯科医院で相談しましょう。