COLUMNコラム

2022.10.18
【小児歯科】子どものむし歯を放置すると起こる!?発育への3つの悪影響

皆さん、こんにちは。
廿日市市の歯医者【かなりあ歯科・小児歯科】です。

「子どものむし歯はいずれ生え変わるから大丈夫!」とお子さんのむし歯を放置していませんか?

じつは、子どものむし歯を放置すると、永久歯に悪影響を及ぼすことがあります。

乳歯のうちから早めにむし歯治療を行い、将来の永久歯の健康と全身の健康を守りましょう

子どものむし歯が永久歯に及ぼす3つの悪影響

1.永久歯もむし歯になるリスクが高い
乳歯のむし歯を放置すると、歯の根っこの先まで感染が広がり膿をためます。
すると、乳歯の真下から生えてくる永久歯は、膿がたまっているところから生えることになり、むし歯菌に感染してしまうのです。

2.永久歯の歯並びが悪くなる
乳歯のむし歯を放置しておくと、歯を保存するのが難しくなり、抜歯を選択せざるを得なくなります。
早期に乳歯を失ってしまうと、徐々に奥の歯が空いたスペースに移動して、永久歯の生える位置がなくなります。
すると、永久歯は真っすぐ生えることができなくなり、変な方向から生えて歯並びが悪くなってしまうのです。

3.噛む機能が低下し、全身の発育を妨げる
例えば、左側の乳歯がむし歯になると、痛みや違和感を避けるために反対側で噛むようになります。
長期間、偏りのある噛み方をしていると、顎の発育を妨げてしまうのです。
また、むし歯が複数ある場合は、「噛む」ことをできるだけ避けるようになり、噛む力の低下や脳の発達にも悪影響を及ぼします。

子どものむし歯を発見したら早めに歯科医院で治療を受けよう!

早期発見できれば、初期段階のむし歯の場合は、歯を削らずにむし歯を治すことができます。

初期むし歯は、歯の表面からミネラル成分(カルシウムやリン)が溶けだした状態で、まだ歯に穴があいていません。
そこで、フッ素を塗布することで、溶けだしてしまったミネラル成分を補給し歯を守る「再石灰化」を促すことができます。
定期的にフッ素塗布を行えば、むし歯を改善し、他の歯も強く育てていくこともできるのです。

また、進行したむし歯でも、早めにむし歯治療を行えば、乳歯を保存できる可能性が高くなります

できるだけ永久歯が生えてくるまで、今ある乳歯をできるだけ残して大切に使っていきましょう。


かなりあ歯科・小児歯科は、健康な歯でしっかり噛んで食事が摂れることは、お口だけではなく全身の健康づくりの基本と考えています。
フッ素塗布や年齢に合った予防ケアもお伝えしていますので、ご相談ください。


小児歯科 >

0829-30-7100電話電話予約
電話WEB予約※新規患者のみ対応